相談日記 01:霊的な悩みについて
- 2016年06月08日
父母と10代の娘さんの家族が、「娘が霊に憑かれているので」と相談に来ました。
娘さんは自分で歩くことができず母親に抱えられながら寺務所へ上がってきました。
座敷にうなだれて座っている娘さんのとなりで母親が話し出しました。
・娘には強い霊がついていて自分の頭を壁にぶつけたり、自分の身体の同じところを何度も痛がったり、放って置くと突然に外に飛び出してしまうことがある。
・さらには娘には悪魔が憑いているので、よそで悪魔払いもやってもらったがだめだった。
大人しいときもあったが、暴れると自分たちにはどうしていいのかわからなくなった。
・そして、娘の傍で同居の叔母が「観音経」を読むが収まらない。娘に憑いている霊を払って欲しいという。
両親から今までの経過を聞きながら娘に問いかけても、うなだれて無反応である。
私(住職)が母親に「大変だね、いつもこうなの?」と尋ねると、母親は自分のことを話しはじめました。
・自分は「心の病」で通院し投薬をうけている。薬を飲んでいると、こうして落ち着いているが、飲まないと死にたくなる。家計のために薬を飲みながらパートで働いている。