第十八回 座談「法華経読書会」開催


日本語に訳された「法華経」を少人数で読むことを目的にしています。

・法華経を物語として楽しみながら読み終えることができる。
・法華経の読書を通じて一般的な仏教の知識を得ることができる。
・なじみの薄い経典も少人数であれば読みやすくなる。

このような内容で月1回の開催をめざしています。

60分ほどの読書のあと、60分ほど座談を行い自由な意見交換をします。

 

次回予定

 第十八回 座談「法華経読書会」

日時:2019年(令和1年)7月25日木曜日、26日金曜日 午後7時より9時まで
 (参加ご希望の方は上記都合の良い日をお選び下さい。両日も可。)
場所:長徳寺寺務所
参加費:1人500円(茶菓子・資料作成費)

ご希望の方はどなたでも気軽に参加できます。

お問い合わせフォーム からお申込み下さい。

 

第十七回 座談「法華経読書会」開催報告

第十七回法華経読書会を行いました。
(令和元年6月27日(木曜)、28日(金曜)各日午後7時~9時。長徳寺寺務所にて)

勧持品第十三について読みました。

・この読書会では、法華経への関心を持ってもらうということも、会の目的のひとつにしています。

・テキストは、鈴木出版発行「物語で読む法華経」<仏教説話選書>をもとに作成しています。

・「物語で読む法華経」は物語り部分を強調し、読みやすいからです。

・物語というのは、読む人の想像力が必要である。想像力の原動力になってるのは、参加者の好奇心、関心であるから、テキストを読みながら、参加者の生活、思考などに結びつけるよう工夫しています。

 

1、座談

以下の本文について、音読し、話合いました。

「世尊が入滅なされば、しだいに世の中は堕落し、人々の道徳はすたれ、勝手な振る舞いをする人が増え、信仰心が薄らいでしまうでしょう。

そのため、世尊の教えを広めることはとても難しくなるとおもいます。

しかし、わたしたちはあらゆる困難を耐え忍び、法華経をお唱えして教えを広め、書き写し敬います」

彼らの並々ならぬ誓いの言葉を聞いて、世尊から将来仏になると予言を授かった、多くの修行者たちが立ち上がり釈尊に合掌して言った。

「世尊よ、わたしたちは、よその国に行って法華経を広めようと思います。

なぜなら、この娑婆世界にいるものは道徳心に欠け、慢心や怒りにとらわれていて、

誠意がなく、わたしたちが教え導くには困難があります。

ですから他の国で法華経を広めようとおもうのです」

 

2、傍線部分について、

この部分は、娑婆世界での布教がいかに困難であるかということです。

ここで、参加者で娑婆世界(現実の我々の住む世界)がいかに思うようにいかないかということを話しあいましたところ、多くの意見がだされました。

 

① 友人と話しながら、

・「それって常識ではないですか?」と言うと、「常識ってなに?」と言い返されて、困惑したという。「こんな時に、なんと言ったらいいのか」悩んだ。

・現代は、「みんなに共通のモラルがないから、自分と同じ意見とは限らない」ので言葉使いに気をつけないといけない。

 

② またある会社員は、親会社から出向してきた、役員が工場を視察中に

・「ある社員が笑って仕事をしていた」と、それを見咎めて、引率していた社員に、こんなことは、前の会社にはなかったことだと指弾され不愉快だったと言う。

・笑ったとされる職員は、「まじめな社員である」と言うと、

・これからは真面目ではだめだ。どんどん自己主張する人間になれ、と言い返され、悔しいおもいをした。

・しかし、引率者の彼は、「真面目な人間が、まじめに、製造しているから、この会社はなりたっているのに、いったなにを言ってるんだ」

・「そんな出向役員こそ、まじめでなく、自分の出世のことだけで、世わたりしている人間だ」

・など、こんなことがまかり通ってることに、大きな憤りを感じたと言います。

 

3、法華経の中の「娑婆世界」という言葉について、参加者の意見を聞きだしたり、相手の本音に十分耳を傾けたりしながらも、まさに、この娑婆世界は、苦に満ち溢れているということをみんなで語り合いました。

・そんな苦のなかにいきてる私たちは、どのように考えたらいいのかが、法華経のテーマでもあります。

・このあと、四苦八苦などの話をしながら、法華経の歴史・変遷などについて話合いました。

・また、今回の勧持品は、一般的でわかりやすいという意見もありました。